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会員紹介|株式会社アミー

このコーナーでは、どんな事業を展開しているのか。今後、JIDLとどんなことをやっていきたいか、などを交えながらJIDLの賛助会員を紹介していきます。
第一弾は、保育事業を展開する株式会社アミー様です。

保育事業を展開するアミー社。
しかしその根底にはあるのは・・・

アミー社は保育を事業とする企業。保育事業と聞けば認可保育園の運営をすること、とすぐに結びつきますが、アミー社も認可保育園の運営はしてはいるものの、認可外と言われる病院や企業などでの保育場所の開設コンサルティングや運営、また、自動車教習所や住宅展示場などの施設、イベントなどでの一時預かり保育を幅広く展開しています。アミー社が運営する認可保育園は神奈川県内に4施設のみ。認可保育園を運営するのは、上記のようにさまざまな場所で保育を請け負う際、実際に認可保育園を運営している企業のほうが安心感・信頼感につながると考えたからからだそうです。なぜ、このようなスタイルで事業を展開するのでしょうか。

「女性が活き活きと輝いている社会を作りたい。それを実現するには、子育てをするママに関わる仕事、つまり保育事業が良いのではないか、と考えました。しかし認可保育園だけだとサポートできる地域や人数が限定されてしまいます。そこで、認可保育園を運営するというのはベースにあるものの、求められるいろいろな場所で保育という専門的なノウハウを活かしてママをサポートしたいと考えたからです」(アミー社・代表 福島 顕揚さん)。

横行する虐待。
それを無くすにはまずはママを救うこと

「私は大学から東京に出てきたのですが、あまり裕福な家庭ではなかったため、“新聞奨学生”という形で大学に通っていました。毎日、新聞配達をしてから授業を受けるというのはなかなか大変だったのですが、良かったこともたくさんあります。その一つが毎日、新聞をタダで読めること(笑)。配達後に、新聞を読む中で毎日のように掲載する気になる記事がありました。それは母親による子どもの虐待というものでした」(福島さん)。地方では「おじいさん、おばあさんを含め、地域で子どもを育てる」という発想が基本。しかし東京を中心とした都会では、ママは相談することもなかなかできない、例えば歯医者に行きたいけど子どもを誰かに預けにくいということもよくある。そしてママは孤立し追い詰められていき、ついには弱い立場の子どもが虐待を受けるようになってしまう・・・そんな負のスパイラルとなる。「せっかく生まれたのに、実のお母さんに虐待を受ける。最悪な場合、死んでしまうこともある。決してこんなことがあってはいけない。とても悲しい気持ちになりました」(福島さん)。女性が活き活きと輝いている社会を作りたい、子育てをするママを輝かせたい。しかしその前にママを救わなければ・・・だから保育事業を行う企業を作ろう。学生時代に福島さんはこう心に決めたそうです。

●虐待を受け、死亡した子どもの主な加害者は約6割が実母という現状

保育のプロと食のプロ。
一緒に何かができる、と考えた

「アミーという言葉は、フランス語で『友達』という意味。“出会った人みんなが友達になってほしい”という願いからその社名をつけた」という福島さん。そんな福島さんの経験では、小学校や中学校、高校では、新しい生徒が学校に入ってくると「転校生」と言うことが多い一方、保育園や幼稚園では新しい「お友達」と言うことが多い。保育園や幼稚園は一つの地域、一つの社会ともいえ、まさしく出会った人みんなが友達、という考えがベースにあるとのことです。
そして、その友達同士がコミュニケーションを深め、より仲良しになっていくのが食事の時間。「私たちは保育のプロではありますが、食のプロではありません。良い食によって子どもたちも、そして子どもの笑顔を見たママたちもワクワクして楽しい毎日を過ごせるのではないか。そこでJIDLの会員となりました」(福島さん)。
企業や組織によって、いろいろな角度や視点で『ひと・まちを元気にする』方法がありますが、アミー社は女性が活き活きと輝いている社会という視点で『ひと・まちを元気にする』ことを実現したいと考えているそうです。
最後に「アミーとJIDLも会員という関係ではなく、『アミー(友達)』という関係になって、一緒にママが輝く社会にしていきたいですね」と福島社長は笑って話してくれました。

左:JIDL 青木|中央:(株)アミー 福島氏|右:(株)アミー 佐藤氏

【JIDLサロン開催決定】

日時:2024年11月28日(木)15:00~16:00
実際にアミー社・福島社長の話が聞ける・話ができる絶好のチャンスです!

■参加資格
JIDL賛助会員、メンバーシップ 
詳細は別途、会員向けに案内予定です

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