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医食同源の価値を体験・実感できる場を増やしていきたい

日本にはまだまだ知らない“良いもの”があるということを広めたい

私はおよそ30の医療言語の通訳サービスを提供する会社の代表を務めています。もともとは治療を目的とする病院などの医療機関に利用していただいていたのですが、今は企業や保健所、宿泊施設など、いろいろなところで利用いただいています。

そんな私が日本医食同源研究所に関心を持った理由はいくつかあります。1つは、日本全国の良いものを日本、世界に発信していこうとする考えに共感した、ということ。仕事の関係で北海道から沖縄まで、日本各地に行くことがあり、その度に「こういう美しい場所があるんだ、美味しいものがあるんだ」という、まだまだ知らない“良いもの”と出会える経験をしました。この経験をもっと多くの方にしてもらえたら嬉しいと思いました。

もう一つは、不特定多数の方がいる企業や医療現場で医食同源という考え方を実践していくことが認知や浸透には効果的で、私の経験やネットワークが活きるかもしれないと考えたからです。前職のIT企業では朝昼晩と、社員の健康を考えた料理がカフェテリアで提供されていました。社員食堂というのは日本にも根付いているコンセプトだと思います。既存メニューの一つでも二つでも医食同源の考えを取り入れたものに変わるだけで、啓発の場になりますし、健康増進につながっていくと思っています。

医療や健康に関わる現場を知っている強みを生かす

新型コロナウイルス感染拡大も相まって、メンタルに関する相談が増えた、と企業や大学の方から聞くことが増えました。当社の産業看護師がいつも言っていますが、健康的な生活のためにまず大切なのは適度な運動と食事、睡眠です。予防医療に注目が集まる今こそ、医食同源の考え方は受け入れられるようになってきていると感じています。

日本、世界に発信・浸透するところまで、しっかり務めたいと思います。